所有している土地の一部を売却したい人へ!

2021年07月01日

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所有している土地の一部を売却したい人へ!気になる方法と注意点とは?

 

今回は「所有している土地を全部売却するのではなく、一部だけを売却したい」と考えている人のために、土地の一部売却の方法や注意点について解説します。

 

所有している土地の一部だけを売却するための方法とは?

所有している土地の一部だけを売却するための方法としては、

●1.土地の分筆をする
●2.土地の所有権の一部を売却する
●3.共有名義となっている土地の自分の持分を売却する


という3つの方法がありますが、もっとも一般的な方法、トラブルになりにくいおすすめの方法として挙げられるのが、1の「土地の分筆」です。
というわけでここからは、土地の分筆の方法にしぼって解説しましょう。
土地の分筆=土地分筆登記とは、一筆(一区画)の土地を法的に数筆(2筆以上のいくつかの区画)に分けるためにおこなわれる登記です。
土地の一部を売却する場合は「分筆によって数筆に分けられた土地のうち一筆を売却する」という形になるわけですね。
土地の分筆手続きはなかなか複雑ですので、何の知識もない素人が自分だけで手続きを進めることはおすすめしません。
分筆登記のための手続きは専門家である土地家屋調査士に依頼しましょう。
分筆を依頼してから分筆登記が完了するまでは、約1~3か月ほどかかります。
あと分筆についての余談ですが、分筆後の地番には枝番がつくのが一般的です。
たとえば○丁目△番地の土地を2筆に分筆した場合、分筆後の地番は〇丁目△番地1、〇丁目△番地2となりますよ。

 

所有している土地の一部だけを売却する際の注意点とは?

所有している土地を分筆して一部を売却する際には「土地の分け方には注意する」ということも忘れてはいけません。
たとえば、「分筆した土地のひとつは道路に面しているが、もうひとつは道路に面していない」となると、道路に面していない土地は価値が低くなるだけでなく「接道義務を満たしていない宅地」として家を建てることも認められないなどの問題が発生します。
そこまでいかなくとも「分筆した土地のひとつは形がいびつ」という状況ではこれまた価値が落ちてしまいます。
一部売却をする土地も、売却をしないほうの土地も、きちんと価値を残せるように土地の分け方には細心の注意をはらいましょう。

 

まとめ

今回は、土地の一部を売却するための方法として土地の分筆について概要や注意点などを解説しました。
土地の分筆は、土地の一部売却の方法としてもっともポピュラーでトラブルになりにくい方法ではありますが、注意点がないわけではありません。
分筆そのものを後悔してしまうことがないよう、土地の分け方にはくれぐれも気をつけましょう。


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