市街化調整区域とは?

2021年04月01日

ブログ

市街化調整区域とは?不動産売却に与える影響や注意点も知っておこう

 

不動産売却の際に、売却する物件の土地が「市街化区域」なのか、それとも「市街化調整区域」なのかで、扱いはかなり違ってきます。
今回は市街化調整区域とは何か、という点をまず解説したうえで、市街化調整区域が不動産売却に与える影響や注意点についても説明します。

 

不動産売却に影響を与える市街化調整区域とは?

市街化調整区域とは、ひと言でいえば「住宅や商業施設などを建てることが原則として認められていない区域」のことです。
市街化区域は特別な許可を得ずとも住宅や商業施設を建てることができますが、市街化調整区域はそこに大きな制限が出るため、不動産売却市場においても大きな影響を与えてしまうのです。

 

市街化調整区域が不動産売却に与える影響と取扱いの注意点

では、市街化調整区域が不動産売却にどんな影響を与えるのかについて説明しましょう。
市街化調整区域は原則として住宅を建てることが認められていない区域ですから、そのような区域の不動産売却をしようと思っても、市街化区域の物件と比べるとどうしても査定価格が安くなってしまいがち、という影響があります。
しかし、市街化調整区域の物件であっても、地方自治体に申請して建築許可が下りさえすれば住宅を建てることは可能です。
ですから「市街化調整区域ではあるものの利便性が高いエリアで、しかも市街化調整区域だからこそ高い建物に囲まれることもなく、静かにおだやかに暮らせる」というようなアピールポイントがある物件なら、売却の話をある程度有利にできる可能性もあります。
ただし、市街化調整区域の物件には以下のような注意点もあります。

●市街化調整区域はインフラ整備がされていないので、この区域の不動産を購入する側は電気や水道の引き込み、プロパンガスの導入なども自費になる
●市街化調整区域である以上、常に建物には制限がかかるため、新築時だけでなく建て替えや中古住宅の増改築・リノベーションをする際にも自治体に許可を得る必要がある
●市街化調整区域は担保価値が低いと見なされがちなので、買主側から見れば住宅ローン審査が通りにくいというリスクもある


誰でも自分の不動産を高く売りたいと考えるのは当然です。
しかし市街化調整区域にある不動産売却をする際には、こうした注意点や買主に対するデメリットもあるわけですから「市街化調整区域の中では恵まれた立地だからとことん強気に出る」というのは難しい、ということも理解しておきましょう。

 

市街化調整区域の売買に関して、弊社にて調査を行い適正な金額にて

売買のお手伝いをしております。福岡市内であっても市街化調整区域は多くあり、

空き家としてそのまま放置している所有者も多いです。

福岡市西区宮浦、福岡市西区西浦、など再建築可能であれば考えている金額より

高く売れる可能性もあるのでぜひ一度ご相談ください♪

 

まとめ

市街化調整区域には不動産に関する法的な制限がかかっているため、売却の際にもその制限による影響が考えられます。
今回の情報を参考に「市街化調整区域の物件の、不動産売却市場での立ち位置」をある程度理解したうえで売却相談にのぞみましょう。
リンク不動産では福岡市西区・糸島市の不動産情報を豊富に取り扱っております。
売却のサポートも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓